第413話
《今年の三大ニュース その第①
新十津川駅結婚式 ジュン・ブラインド!!》
2013年12月31日
今年は何と言ってもこれ
新十津川駅での結婚式。(第339話、340話)
独身生活の終着駅
19歳の新郎が列車に乗って終着駅新十津川に
そこで待っていたのはやはり19歳の花嫁
今か今かとそのホームで。
ほんとステキ!!
このことを新十津川町の広報誌に
「まるでドラマの世界」って書いてたけど
これ、どこをどう切り取ってもドラマだよね。
院内を純白のウエディングで挨拶まわりした時
私たちスタッフはもちろんだけど
「若いころを思い出した」
って患者さんたちも大感激
熱い拍手に包まれました。
そして正面玄関からみんなに見送られ駅へ
そして前述のようにホームで新郎を待ち
牧師さんの前で永遠の愛の誓いと口づけ
同時に200個の祝福の風船が大空に舞い上がり
10発の花火が撃ちあがりました。
私も患者さんたちと窓から観てたけど
みんな感激~!! 大感激!!
涙腺ウルウルでした。
それにしても奇跡だよね。
天候、その日の天候です。
前日からの雨が朝もまだ続いていて
「これどうなるんだろう」
って心配してたら11時ころには青空が広がり
二人が指輪を交換した時には快晴
見上げると真っ青な
北海道の大きな空が広がっていました。
そして二人は子供たちのお祝いの太鼓演奏と
300人のギャラリーに見送られ
人生の始発駅を出発していきました。
いま思い出しても感激です……
みなさん、来年も良いお年を!!
第412話
《今年の3大ニュース その第②番
かわいい駅にかわいい駅長さんのいる新十津川駅》
2013年12月27日
このフレーズ、ステキでしょう?
空知中央病院内保育所
「のびのび」の子供たちのことです。
これ誰が名づけたかというと
旅の人
つまり新十津川駅に降り立ったとき
「おはようございます!」
予期していなかった子供たちの
かわいい歓迎の声で迎えられ
また保育所先生との共同手作りの
ポストカードを手渡され
感謝感謝でその感激に涙ぐみながら
ふと浮かんだ言葉なのだそうです。
ホント、私もこの言葉がまさにピッタリって思います。
その旅の人は子供たちがどこの誰だかわからず
町長さんあてに
「67年、人生最大のおもてなしを受けました」
と感謝の手紙を書き
それが病院に届けられてきたのだそうです。
こういった感謝のお手紙は
直接病院にもよく送られてきます。
また「子供たちに」
と、わざわざお菓子を届けてくれる人もいます。
今年も子供たちの活躍は素晴らしいというか
私たちも涙ぐむことがしばしばでした。
前にも書いたけど
子供たちには特別の事をしているという意識はありません。
普段の生活の延長
「人に笑顔で接すると笑顔が
やさしく接するとやさしく返ってくる」
大人から子供たちまで
それが院内全体の雰囲気だからです。
第411話
《今年の3大ニュース その第③
新十津川町のイベントへの挑戦)
2013年12月25日
昨年に続き今年も三大ニュースを
今年も色々な出来事があったけど
その第3番目はこれ
町のイベントへの挑戦です。
イベントの取材だけするのではなく
自分たちも参加して大いに盛り上げよう
世間から注目してもらおうとの企画。
1月29日には「国際ナベ相撲大会」(第268話)
零下8度の極寒の中
空知中央病院から女性5名、男性3名が挑戦
これぞと送り込んだ大本命が一回戦で敗れる中
どうなるかと思ってたら男性部門で
想定外?(これ叱られそう。でも皆そう言うんだもの)
の優勝!!
女性も準決勝まで残る健闘をみせました。
陶器祭りでは保育所子供たちが陶器作りに挑戦
炎天下のピンネシリマラソンでは(第349話.350話)
さすが入賞こそなかったものの
仮装というか
出場者、応援者40名で華麗なパーフォーマンス
植田町長さんも驚くやら感激するやら
会場から大きな拍手でした。
そしてその締めくくりが
ふるさと祭りでの「泥(デイ)ブリッジ選手権大会」
人気お笑いコンビ「弾丸ジャッキー」の二人が
前夜祭の会場で空知中央病院ブースに
突撃取材してくるハプニングなんかもあり
大会前からヒートアップ(第357話)
本番でも男性部門で準優勝!
なんたってベスト8に残った中の
4名が病院スタッフ
同士討ちまであったんだからね。
さて来年はどんなハプニングが起きるのやら。
お楽しみお楽しみ~!!
お詫び
弾丸ジャッキーコンビの突撃取材のあったNHKの全国放送
終わっちゃいました。事前にお知らせするって書いてたのに
ごめんなさい……
第410話
《煙が出てたら営業中??》
2013年12月21日
今日もわかりにくい出だし?
確かに……
でもちょっと気に入ってるんだけどな。
これ、おやすみどころ「寺子屋」の事
新十津川駅前にオープンしました。
店というほどのものではないんだけど
せっかく新十津川駅を訪れていただいて
トイレさえないのも失礼だから
少し休憩していける処があれば
ほっとコーヒーでも飲んでいけるところが
零下10度を超す寒さの中
熱くやわらかい炎の
薪ストーブで暖まっていければと
町の有志の人たちによって設営されました。
本当は夏に間に合うように
の企画だったらしいんだけど
みなさん自分の仕事を持ったなかでの準備
土を入れ造成をし、下水を敷き
電気も引いて手作り作業
看板だって当院保育所の先生が描きました。
例のポニー牧場の看板と同じです。(334話)
で、いつ営業してるかだけど
一応ノレンもかけるけど
煙突から煙が出ているかどうかが合図。
これ病院の窓から良く見えるので
スタッフ間でもいつも話題
「昔、『幸福の黄色いハンカチ』って
いうのあったじゃない。なんかそんな感じ」
って00先輩が言ってたけど
幸せのおやすみどころ「寺子屋」
ホント、あの煙を観てたら私もそう思うもの。
第409話
《院内はもうクリスマスムード》
2013年12月18日
前話でちょっとだけ
クリスマスイヴの事に触れたけど
今回もそれに深く入るのは避けて
そうです、院内のクリスマスの事を!!
「明日も楽しみに委員会」では
日常的に色々楽しいイベントを催しているけど
この季節はまた特別
眩しばかりのイルミネーションのツリー
サンタの赤などカラフルな衣装
それに軽快で明るい音楽もあって
病棟はクリスマスムード一色。
何でだろうね
患者さんもそのご家族も
そして私たちスタッフも
自然と顔がほころび
リズムに合わせみんな体まで動いてるもの。
誰かが
「カワイイ!」
「カワイ過ぎない!?」
なんても言ってたけど
00さんもホント
若くカワイク見えちゃいます。
えっ!? 元々00? て0000?
イエイエ、それはもう。
ですからそれは先輩の事ではなくて
そうなんです、患者さんの事なんですから。
そう、20歳は若く……
ですよね?
えっ? だから、はい……
ねえ、私だけ置いてかないでよ。
裏切り者~!!
第408話
《13日の金曜日は……?》
2013年12月14日
昨日は13日の金曜日
といってもキリスト教徒でないから
なんて誰かが言ってたけど
「じゃあ、クリスマスは?」
って。
やっぱりお祝いをするというか
家族、友達、同僚なんかと騒ぐよね。
えっ? 恋人と?
そう、それが一番だろうけど
人それぞれ事情があるし
かといってクリスマスイブの夜が
ほんと暇だったりしたら……
ムムムッ 考えてると
ちょっと恐くなってきたから
この話題はここで中止
13日の金曜日に話題を戻します。
で、昨日何か恐い事が起きたか?
というとその逆で
どこも忘年会の真っ盛り
空知中央病院でもその一つが。
この一つというの
こういった会食・飲み会は
セクションごと、病棟ごとにあるから
病院全体で考えると
忘年会の数だけでも二ケタの回数になるんです。
で昨日のは病棟科長さんや主任さんが中心
いつものノリで日付が変わってからも
マイクを話さず
まだまだ続いていたとか。
やっぱりだよね。
もちろん、気持ちは青春まっただ中
みんな10代だよ~!!
第407話
《雨派と雪派……?》
2013年12月11日
第404話で
犬派と猫派の話を書いたけど
もう一つ今日は
あなたは雨派それとも雪派?
どういう意味かって?
だから
「どっちが好きか」
「よりどっちがロマンチックか」
ってこと。
私的には今の季節なら雪派
だって傘が面倒だもの。
雨はそのまましみてくるけど
雪だったら服なんかに降りかかってきても
手で払い落せばいいだけ
楽だよね。
それに雨は水たまりができて歩くのに困るけど
雪ならこれも楽。
ただし急に深く積もったり
とけたり凍ったりの時は大変だけどね。
特に一度とけたものが凍ったのは危険
その上に新雪が降ってたりしたら
スッテンコロリンだよ。
でも氷点下7,8度を
マイナス方面に越してきた時
つまりもっと冷えてきた時は別。
その雪までガチガチになってるから
これはなかなか滑りません。
といった事で考えると
最近の気候は一番の危険状態
ここ二日ほど夜も雨だし
朝方はさすが氷点下だから
道路がとても滑りやすい状態になるんです。
旅の人、ホント気を付けてくださいね!!
第406話
《12月は忘年会 飲み過ぎかな?》
2013年12月9日
これは私のことではありません
あくまで病棟でのお話。
と言っても
「あんたが一番!」
なんて、まるでノンベみたいに……
確かにアルコールに強い体質なのは
自分でも自覚してるんだけど
これ、母を除いて祖父、父もそうだし
最近知ったのは、弟は私以上だし
といって毎日飲むわけではないし
けっこうセーブしてるんだからね。
それに一番というのもどうかと。
だってみんな強いんだから。
当直日以外は毎晩という人も何人か知ってるけど
中に、「ボトル2本位なら平気」
っていう人もいてホントびっくりだもの。
で忘年会の話だけど
それぞれシフトも違うし
当直の人もいるし
だから「全員が一同に」
っていうのは無理なんだけど
各セクション・病棟ごとに
何かにつけて食事会や飲み会が組まれています。
特にこのシーズンは別格
一年を振り返って食べて飲んで
大いに騒ごうという企画。
ただ騒ぐといってもカラオケなんだけどね。
滝川市かいわい
いえこれは北海道全域だと思うけど
スナックといえばカラオケのこと。
これ、深い雪に閉ざされ
そのうっぷんを晴らそうという事もあるんだよ。
さあ、みんなで歌うよ~!!
第405話
《列車は新雪をかきわけて》
2013年12月6日
駅ノートに
「列車は雪をかきわけて」
とあったけど
ホントこれからのシーズン
雪原をまさに「かきわけかきわけ」
そんな感じです。(第2話)
夕方と言うか冬は夜(第91話)
19時22分発の最終列車から
翌朝9時28分着の1番列車まで
夜間約13時間の間に
積雪が50センチを超える時も何度かあって
そんな時は
さすがラッセル車が投入されたりするけど
20~30センチだとちょうど良い感じ。
新雪を左右に飛ばしながら
ゆっくり滑るように近づいてきます。
これ雪国ならではの
また、軽い粉雪だからこそのもの
車窓の白い世界を堪能しながら
ぜひ新十津川町に来て下さい。
新十津川駅発の列車に乗って下さい。
1番列車なら雪の中でも
子供たちのカワイイお出迎えが
そしてお見送りが待ってるんだからね!!
そうだ、観光バスも来てたよ~!!
第404話
《あなたは犬派? それとも猫派?》
2013年12月3日
ペットが大ブーム
といっても今に始まった事ではないけどね。
私の周りでも色々飼ってて
犬と猫、その両方ともという人もいるけど
やはりそのどちらか。
人数で言うと55%対45%
少し犬派の人の方が多いかな。
だけど日本全体で言うと猫の方が多いとか。
ネットでも動画や写真での人気は
猫の方が幾分勝ってるとも。
たぶんこれは、猫の方が狭い空間で飼いやすく
都会なんかの空間に合ってるからかも。
この犬や猫がいつ頃から
人に飼われるようになったかって
いつものようにネットで調べてみたんだけど
犬は何と約1万2000年前
オオカミから犬に分派したのが
1万5000年位だそうだからその3000年後。
それで猫の方はっていうと約9500年前
犬より遅かったのは
「犬は番犬として使えたけど
猫は穀物を収穫するようになって
たぶんそのネズミ対策からだから」
って書いてありました。
なるほどなるほど
さすが説得力あります。
で、わたしはどっち派かって?
わたしはゴロゴロ横になってるのも好きだし
外を走るのも好きだし
だから飼うとしたら
「ダメ!」
「あんたが面倒かけそうだから」
って、これ周りの先輩たちが……