第345話
《6月をふりかえってみれば……》
2013年6月28日
今月は駅での大きなイベントが。
まず5日には新十津川農業高校と共同での
駅・空知中央病院周り5000本の花植え(335話)
更に病院独自でも追加で5000本
「去年より華やか」
って、ご近所でももっぱらの評判。
8日にポニー牧場が開設されて(337話)
そしてその歓迎祭りをして
15日が例の大?結婚式(339,340話)
毎週火曜日には駅近くに資源ゴミの
学園地区収集場所ができるのだけど
そこでの会話もはずみっぱなし。
ポニーへのエサやりも
朝の散歩コースになってるみたいだし。
で、6月後半は
ちょっと一休み状態になんだけど
7月に入るとまた色々なイベントが。
まず7日(日)が「ピンネシリ登頂マラソン」
本コースはとても無理だけど
町民コースに15人がエントリー
例によって大応援団をくりだすし
今回は救護班を当院看護部が受け持ち。
他にも町のイベントでは「ふるさと祭り」
その「泥ブリッジ選手権」には
2連覇をかけて当院スタッフが(208話)。
それに親子ポニーもやってくるし
子供たちを乗せて馬車を走らせてくれるって言うし
それにそれに保育所と患者さんたちスタッフの
小さな大大運動会も(210話)!
夏休みに入ると
新十津川駅への旅の人達も多くなってくるだろうし
楽しみ楽しみ~!!
第344話
《第六感、シックス・センスってあるの?》
2013年6月26日
人には五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)
以外に六番目、第六感があるって
英語でもシックス・センスって言うのだから
これ、世界共通にこの存在を
肯定している人たちがいるって事だよね。
わたし?
個人的には肯定組
いえ、「存在していて欲しい」
って、思う心の意味で。
だって確信までは持てないもの……
それに私にそれが備わっているとは思えないし
たまに何かを感じる事はあっても
ただの偶然だろうし。
でもこの話をすると
「私の体験だけど」
「00さんに聞いたんだけど」
病棟も患者さんをまじえて盛り上がります。
これ、中学・高校、小学校時代だってそうだったもの。
超能力、霊感なんて大騒ぎ
皆さんもそうでしょ?
で、かの有名な当院「天気うらない」の先輩
占うんだからやっぱりそういった能力が?
なんて聞こうとしたら
「2回とも大変だったでしょ?」
って、00さんや00さんが手を振って。
「チューリップ植え(第89話)」
「美しい花園に……(第225話)」
なんてそう言えばそうだったような。
「えっ、そんなこと言っていいんですか?」
って、今度は上目使いに後輩が。
はい、今日は00先輩、お休みでした。
エエッ~ウソー!!??
00先輩、こういう第六感だけは鋭いって?……
第343話
《時のたつのは早く って言ってもネ》
2013年6月24日
確かに新しい年が始まってもう6ケ月
だから1年の半分が過ぎたってことだけど
高齢の患者さんに聞くと
これ、年と共に加速してくるんだって。
という事は年齢を積み重ねるごとにスピードが
だんだん早くなっていくって事だから
あまり嬉しくはないんだけど……
でも好きな事、楽しい事をやってると
時間のたつのも忘れてしまうっていうから
そういう物が多くなってくるっていう事なのかなあ?
「だけどそれはないよね。
子供の時の方が楽しかった気がするもの」
なんて00さんと話してたら物知りの00先輩が
「スピードが速い方が時間を長く感じるんだってよ。
だから、何もしないでゴロゴロしてる方が
時間は早くたってしまうんだから」
なるほど、そうかもしれません。
以前も書いたと思うけど
小学校時代は学年に応じて
いえ毎日のように新しい何かがあって
だからスピードが速くて
でも思い起こしてみればとても1年が長く
そして充実してた気がします。
という事は
何事も一所懸命
あとで悔やまないように果敢に挑戦
そうすれば時間のたつのが遅い事に。
私の祖父より大先輩
たぶん祖祖父くらいの患者さんが
笑ってうなずいていました。
第342話
《写真がないよ~!!》
2013年6月22日
これ意味わかります?
だから写真がなくて……
何の写真かって?
だからだから、その何かの写真がなくて。
そんな事を病棟で言ってたら
みんな
「何言ってるの?」
って顔で目をパチクリ。
要するに日記に何を書くにしても
まず写真なんです。
何かを感じる写真さえあれば
あとはけっこうすらすら言葉が出てくるんです。
いつもいつも同じような
変化のない写真じゃつまらないでしょ?
と私は思ってるんだけど
だからみんなに
「写真を」
ってお願いしてるんだけど。
そうしたら例のごとく
「そんなの簡単じゃない
私の写真撮れば良いんだから」
って00先輩。
う~ん これどう返事していいのか
これも困るでしょ? だよネ?
だから顔はにこやか
言葉にはつまってたら
周りが更ににぎやかになってきて
「そうよね 一人一人掲載していったら
1年分以上は大丈夫よ」
って、またまた患者さんたちまで。
でもその笑顔
とてもステキでした。
だから思わず写真を パチリ!!
第341話
《良い雨 悪い雨》
2013年6月20日
あの劇場的結婚式の後
翌日は晴れたけど
薄い雲がかかっていたし
月曜日からは小雨が
そして今日もずっと曇り空。
そんな空を見上げながら
本当についているというか
人だけでなく色々な事に恵まれ
祝福されたんだねって
私たちスタッフ
そして患者さんとのそんな会話が続いています。
それにネットを検索しててびっくり
「新十津川駅」ってキーワードを打つと
自然と「結婚式」「結婚」っていう
言葉が連なるんだもの。
これ、それだけこのキーワードで
検索する人が多いって事でしょ?
私たちが運営する新十津川駅や空知中央病院の
ホームページへのアクセスも倍増したらしいもの。
そうだ、ここ何か月か
アメリカからのアクセスが多くなってるって
それは毎日であって
それも東部、南部、西部と
色々なエリアにまたがってるんだって。
もし私の日記も読んでいてくれたとしたら
もう大感激です。
そんな感慨にふけりながら窓の外を。
今日の新十津川駅はいつもの静けさ
ポニーものんびり
花はここのところの雨で元気いっぱい
これは良い雨
そしてこれからは更に良い季節
みんな新十津川町に来てくださ~いネ!!
第340話
《結婚式 余韻はまだ続いて……》
2013年6月17日
昨日の新十津川町陶芸祭り
空知中央病院でも何か調度品をと
事務の人たちが買い物にいったんだけど
「新聞観たよ」
「NHKで観たよ」
「素晴らしかったね」
などと、何人からも声をかけられたそうです。
何たって口コミで当日300人
スーパーなんかに行っても
そこここでこの話題をしてたって言うから
町の人達もやっぱり天候を心配
そして心から若い二人の結婚を
祝福してくれているのがわかったそうです。
それにしてもあの雨が
急に快晴に変わるなんて
ウエディングドレスで歩きやすいように
水たまりまで消え土も乾いてくれるなんて。
ある町の人が
「あの場に立ち会えて
ほんと幸せをわけてもらった感じ」
って言ってたらしいけど
その話を聞いたみんなうなずいてたもの。
それと不思議だったのは
あのあとは誰も「晴れ女」の話をしなかった事。
たぶん、余りにも劇的すぎて
「あれは私が……」
とはとても言い出せなかったみたい。
だからわたし思ったんです。
先輩方、意外と奥ゆかしいんだって。
えっ? それは……はい
すみません……
いえ横で00先輩が
「また一言よけい」
だって……
だから「意外」って言葉……
第339話
《ジューン・ブラインド おめでとう!!》
2013年6月15日
ホント昨日から、そして朝早くから
スタッフは勿論、患者さんたち
更に更に新十津川町の町長さん含め
全ての人たちが空を見上げながらやきもき。
そうなんです、この結婚式
今や町の人達にも知れ渡っていて
会う人会う人たちが
「天気良ければいいね」って。
みんな自分の事のように
娘、孫、ひ孫の結婚式のように
思って心配しているからです。
でもやっぱりというよりすごいことに。
昨日から降り続いた雨が午前11時にはやんで
いえ、やんだだけじゃなくて暗い曇り空が一挙に
北海道らしい真っ青な大空に広がっていったからです。
二人の愛の誓いのあと
雨上がりのやわらかい新緑の中を
さわやかなそよ風の中を
10発の祝福の花火があがり
愛を乗せた200個の風船が
高く高く青空に舞いあがっていきました。
それがいつまでもいつまでも見えてて
演出するにしてもこうはうまくいかないって
TV局、新聞社の人たちも言ってたそうです。
それにしても二人ともステキでした
列車から降りたった新郎が
純白のウエディングドレスに身を包んだ
新婦に歩み寄り抱擁をしたとき
感激して涙がでちゃいました。
祝福にかけつけたみなさんからの
大きな拍手が病棟まで伝わってきて
窓から観ていた患者さんやスタッフからも拍手が。
そうだ、これ書いてて気づいたけど
今回の話数、第339話、三々九度です。
こんなところまで祝福されてて
これ本当にステキじゃないですか?
第338話
《毎日天気予報を ホントどうなるんだろう?》
2013年6月13日
ここ空知の農家の人達は
みんなそう思ってるだろうね。
だって、ずっと晴れてて
5月の20日頃から雨を観てない気がするもの。
本州や九州四国もそうなんだってね。
特に西日本はダムの貯水量も減ってきて
取水制限が出そうだって。
その点空知方面は雪解け水が豊富で
今のところ渇水の心配はないものの
広い農地、畑なんかへの水やりは事実上不可能
だから雨を待つのみなんです。
しかししかし
空知中央病院では少し事情が違ってて。
新十津川農業高校との花植え5000本
院内追加でまた5000本
ただ花は植えるより植えてからのケアの方が大変
晴天続きだとその広い範囲に毎日水やり
だからやっぱり雨が恋しいのだけど
雨、困るんです。
そう、15日の大イベント
新十津川駅ジューン・ブラインド
スタッフはソワソワ毎日お天気予報を。
でも、しかししかし
ここは晴れ女、良い女ばかり
やっぱり雨なんて降るわけがありません。
「雨の時の段取りも考えておいた方が」
なんて誰かが心配してたけど
先輩たちは完全無視。
だってあのパワー
雨雲くらい吹き飛ばして?しまいそうだもの。
そうだ、旅の人達に一つお願いが。
15日の当日、ちょっとご迷惑かと思いますが
若い二人の新しい出発点
何卒宜しくお願いいたします。
第337話
《ポニー牧場 開園したよ~!!》
2013年6月10日
いよいよというか
今年もポニー牧場「のびのび」開園!!
8日の土曜日がその歓迎イベント
子供たちが太鼓演奏したり踊ったり
地域のみなさんと一緒にお祝いを。
とっても盛り上がったんだからね~!
そうなの、その日も病棟勤務
途中、患者さんと散歩に行く予定にしてたのに
なぜだかうまくタイミングが合わなくて。
それと残念だったのは
来たのは予定の3頭ではなく1頭のみ。
実は親子ポニーの子供が足にケガをしてしまって
今リハビリ中だからです。
でも大丈夫
ケガが治り次第、親子そろってやってくるって。
そうすると又にぎやかになるよ~!!
それにハプニングも一つ。
子供たちの日頃のごほうびに
みんなをポニーに乗っけてあげたんです。
「ゆれて恐い」
なんて最初は言ってたらしいけど
みんなうれしくて表情がゆるみっぱなし
1歳の子だってにっこりポーズ
「大人はだめなの?」
ってスタッフの誰かがダダこねてたらしいけど
でもそれは……
えっ、気持?は子供?なんだから
良いんじゃないって? 横で先輩が。
なるほど、それは確かにそうとも思えるけど
だけどやっぱり体重の方がネ
いえいえ、先輩
それ先輩のことじゃ……
第336話
《病院ぽくない病院って?》
2013年6月7日
よくそんな事を言われるけど
それはそれで間違いではないんです。
だって、そんな病院を目指してるんだから。
私たちは患者さんがいつも周りにいて
人が病気である事が当たり前に思ってしまってるけど
人は誰だって病気になんかなりたくないし
入院なんて考えたくもなかったはず。
だけど不幸にそんな事態に……
もしそうなったらどんな気持ちなんだろう?
「何で自分が……」
「治るんだろうか? いつまで家族と離れて?」
「病院のベッドで人生を終えてしまうのかも?」
そんな色々な不安を抱え、無念の思いで
入院されてきたのであろう患者さんたちに
私たちはどうあるべきなのか?
ただ疾患を叩いて治せばいいというのだろうか?
いえ、そうではないはず。
そんな考えが出発点になって
病棟スタッフだけでなく
全てのセクションがどうあるべきかと話し合いを。
その一つが花飾り委員会であったり
明日も楽しみに委員会であったり
他にも色々な事に果敢に挑戦を
それが時に着ぐるみだったりするのだけど。
全て日常の勤務の中での事だから
ただでさえ忙しいのにそれらにも人員がさかれ
目が回るほどというかクタクタになります。
その見返りは患者さんたちの笑顔だけ。
でもみんな意気軒昂
それも自らも楽しんでやっています。
だって作り笑顔なんてできません
本当に楽しく思ってこそ
落ち込んでいた患者さんにも笑顔が。
それに失敗すれば改めれば良いだけ
話し合い修正し、また新たな挑戦を
やる以上、みんな力一杯ガンバリます!!
第335話
《花植え始まったよ~!!》
2013年6月5日
今日も病棟から実況中継。
外では、新十津川駅空知中央病院周りでは
現在進行形で花植えの作業中。
新十津川農業高校2年生たちと
当院スタッフたちの共同花植え
時々笑い声なんかが聞こえてきて
ソワソワしながらその成り行きを
周囲がカラフルに花で染まっていく様子を
時々窓から観ています。
この花植えイベント
今年ではや3年目になりました。
農業高校は授業の一環
当院でも業務の一環です。
そうだ、別の病院に勤務している友達が
「着ぐるみを着たり、イベントに出たり
何か仕事をしてる風に見えないんだけど」
なんて軽口を。
当院のブログや社内報を観ても
そんな写真や記事ばかり
これ、同じ業種の仲間達からほど疑問を持たれるんです。
だってただでさえ忙しくて目が回るほどなのに
「そんな事やってる暇ないでしょうに」
って。
それに対する答え?
だから前にも何度か書いたけど
私たち別に遊んでるわけじゃないんです。
他で手を抜いているわけじゃないんです。
「一人一人を大切にする医療」
という目標を各セククションが
また一人一人が考え話し合った結果なんです。
ただこれ、長くなるから又に。
今日は新十津川農業高校の生徒さんたちと
当院スタッフたちの共同花植え作業、実況中継
担当、明日香でした。
じゃあね~また来週おめにかかり
いえ明後日かな?
第334話
《6月はイベント目白押し》
2013年6月3日
「春だ春だ」って騒いでたら
6月、もう初夏というか
カレンダー上では夏そのものだよね。
といっても本州以南は
6月と言えば梅雨時
それが7月中過ぎまで続くとか。
だけどここ北海道は雨が降っても週1、2日
6月から7月末にかけて
一番気候が安定している季節です。
だからみんな北海道へ
ここ新十津川町へ「おいでおいで」だよ~!!
それに6月は新十津川駅でも
色々なイベントが目白押し。
まず今週水曜日5日からは
病院や駅周りの1万本の花植え。
週末8日(土)はポニーが3頭やってきて
その歓迎のお祝い。
お菓子や飲み物を配るからね。
右写真をご覧あれ
ポニー牧場の看板も出来上がり。
その住まいだって去年より大きく
それに風よけだってつけたし
雨の日にぬかまないよう
チップ材も大量に入れたんだからね。
きっと居心地良いと思うよ。
更に15(土)16(日)は
新十津川町陶芸祭り
それに合わせたわけじゃないんだけど
新十津川駅でのジューン・ブラインド。
ホント、どうなっていくんだろね。
患者さんもみんな「楽しみ楽しみ~!!」って