第381話
《突撃弾丸ジャッキー③ 放送日決まったよ》
2013年9月30日
今年の夏の新十津川町「泥ブリッジ大会」
その前夜祭のビール・花火パーティー会場
優勝前祝いで盛り上がる当院スタッフの中に
人気お笑い2人組の「弾丸ジャッキー」が
その名の通り弾丸というか突撃取材
そんな思わぬハプニングの事を357話で書いたけど
10月11日(金)にNHKで放送されるって。
で、「これどうなるの?」
って、各病棟、いえ院内全域
期待とも不安ともいえる微妙な雰囲気。
というのは、当日の事が分かれば分かるほど
「そうか、主任会が主体だったものね」って。
これまで何度か書いたけど
院内のムードメーカー、けん引き車
それが主任会なんです。
言い方を変えれば抜群のノリ
弾丸ジャッキーにだって負けないプロ根性?
いえ、ですから患者さんに対する優しく明るい看護
何たって今も、いつまでも青春なんだから
いえ、ですから若いって
まだ30歳になってちょっとの人も
……スミマセン余計なこと
表現力が乏しくて
どうも真意が良く伝わらなくて……
だって、00先輩なんか
カメラに向かってというか
カメラに顔を合わせて移動しながら話しかけていたって。
でもなんです。
よくよくみんなに聞いてみるとその話している内容
全部病院の宣伝、空知中央病院がどんな病院かって
その特徴についてだったんだって
「う~ん、それもプロ根性だよね」
って新たな感心。
だけどたぶん、それ編集でカットだよね。
という事は、00先輩の顔はぜんぜん映ってない?
なんて……さあ、結果は?……
第380話
《屯田兵と 夫婦山 その②》
2013年9月26日
今日は晴れているものの
風は少しひんやり
これから一気に秋が深くなるかも。
と言っても周りの景色は紅葉にはほど遠く
大雪山系の山々に訪れているだけのようです。
しかし9月もあと数日だし
10月に雪が降った事もあるし
最近の天候は急展開で変わるし
もしかしてやっぱり一気に? なんてね。
で、こんな感じの空知の気候なんだけど
十津川村大水害から移住してきたのが11月
いつ雪が降ってもおかしくない
奈良県ならもう真冬の感じだったかも。
だから入居したのが滝川の屯田兵屋では
すきま風に震えながら
これから迎える冬の厳しさを思うと呆然としたはず。
そんな時、石狩川の向こうに見えたのが夫婦山
以前も書いたけど、夫婦力を合わせれば
と希望の山に思えたのではと。
もう一つ、ピンネシリ山です。
アイヌ語で男山
丸いなだらかな山肌なんだけど
ちょうどその季節
この山周辺に夕日が沈んだはず
真っ赤な燃えるような夕日です。
きっときっと、生きていく勇気をもらえたのでは。
これは後々入居してきた屯田兵の人達も同じでしょう
その子孫の人達の家からも
夫婦山とピンネシリ山が見えます。
この両山はここ中空知を開拓してきた人々にとって
心の支えだったのです。
それは今も同じで
祖父も毎朝手を合わせています。
第379話
《屯田兵・とんでんへい と夫婦山》
2013年9月24日
新十津川町は、ごぞんじ
奈良県十津川村からの集団移住。
それは定説になっている十津川村大水害による
被害からの逃避ではなくもっと積極的なもの
坂本竜馬の私案
「武士による北海道開拓の夢をかなえたもの。
でないと災害からわずか2ケ月
それも村民の3分の1にあたる
2489名もの大移動があるはずがない」
と、これまでも色々書いてきたけど(99話から102話)
調べれば調べるほど、考えれば考えるほど
私の気持ちは強く固まってきました。
零下15度を超える冬が始まるその10月
彼らが仮宿としたのが屯田兵屋(現・滝川市)です。
すきま風が吹きぬける
急ごしらえで建てたばかりの小さな家屋でした。
想像しただけでも体が凍りつきそうです。
ただ、今日はここからの話題は屯田兵
そしてこの屯田兵屋に後々入居した人たちの話です。
この屯田兵制度
「明治になって必要なくなった武士たちを
北方の防衛もかねて北海道開拓に」
と、西郷隆盛がつくったのですが
それを幕末の動乱期にすでに予見し
私案としてみんなを説いたのは坂本竜馬でした。
だからこの屯田兵も
坂本龍馬の夢をかなえた人達です。
実際、この滝川屯田兵の子孫の人達
今も滝川市で農業を続けられています。
その一人、祖父の友人でもある00さんは
やはり実直、やるといったらまっしぐら。
だからそ、このお米もとても美味しいんです。
00さんの庭には、開拓当時に植えた木が
今や大木となってそびえたっています。
第378話
《B・B ビー・ビーが来たよ~!!》
2013年9月20日
B・B、北海道の人なら誰でもわかるけど
他ではどうだろう?
でもいまや全国的に人気があるっていうし
特技はアクロバット、ものまね、ピアノ、スキー
全国マスコット100メートル走では第1位と
多才で運動能力抜群。
そうです、背番号212
北海道日本ハムファイターズの
圧倒的人気マスコット、B・Bのことです。
それが先日、新十津川駅に。
昼休み病棟から患者さんたちと
ピンクに咲き乱れるコスモスと
それに囲まれた駅舎や列車を観てたら
00先輩が
「あっ!? B・Bだ!」
って。
中にはそのまま外へ行く人までいて
周囲もちょっとした騒ぎに。
特に保育所の子供たちが大喜びだったみたい。
このB・B、北海道の全部の市町村を廻り
そこの特産物を紹介
北海道観光大使にもなっています。
たぶん今回は新十津川町だったのでは。
でもラッキー!
スタッフにはファイターズの
ファンクラブに入っていて
札幌の球場まで応援に行く人も結構いるから
後からも
「何で教えてくれなかったのよ!」
って言う人が続出。
でも新十津川駅の撮影をしていたから
きっと放送されると。
みんなで楽しみに待ってま~す!!
第377話
《台風一過だけど……》
2013年9月17日
せっかく晴天が続き
新十津川駅前のコスモスも見頃となったのに
その週末が、3連休が雨
それも台風のおまけまでついてきて。
その台風一過の今朝、快晴の秋空が見えたけど
風が強く、散歩も断念。
だって風にあたると何か急に寒気がして。
これ、どうもカゼ気味のせい。
買物の時、続いた雨にちょっとぬれて
それが店の中の入ってから
食品売り場では冷房、さすが
左手の甲から肩あたりまで違和感というか
少ししびれたような
ザワザワってサメ肌がたつような気分になって
家に帰ったら今度は暑いような
変な汗が出てきて……
この感じ、いつものことだけど
私の場合カゼの前兆なんです。
このまま放置しているとノドが痛くなり
熱が出てきて、その内、鼻づまりにも。
そうすると治るのに時間がかかって大変。
だから、そのザワザワっていう時に暖かくするか
軽いカゼ薬を飲んで寝ます。
そうすると少し汗をかくけど一晩で回復です。
今回はちょっと油断をしてしまったんです。
みなさんはどうなのかなあ?
カゼをひいていくパターンってありますか?
病棟で聞くと私みたいな人もいたけど
やっぱり色々違うみたい。
季節の変わり目
みなさんも気をつけてね~!!
第376話
《今年の林櫻子さん独唱会 花も最高に》
2013年9月13日
今日は天候もそこそこ
だけど蒸し暑いというか熱気が
今年最後の夏っぽい日……?
って天気予報で言ってたらしいけど
空知中央病院では少し違った原因で。
それは外を散歩していた人が
ふと立ち止まり耳を傾けた
そんな美しい歌声が
2階集会室から病棟に響いているからです。
そうです、今年も林櫻子さんの
秋の独唱会の日でした(第229話)。
患者さんたちは昼食の時間からそわそわ
集会室に集合した時にはもう熱気が充満
だから窓は全開
散歩の人にも歌声が届いたのでしょう。
この独唱会、今年でもう6回目
だからスタッフも患者さんも
毎年のこの季節の楽しみにしてるのだけど
今年が最後になるかも。
というのは林さんが来年は
イタリアに留学とか……
だから独唱会の終わりに
みんなで「北国の春」を歌い
患者さんからお礼の花束を渡した後
みんなちょっと悲しくなって
何となく寂しい雰囲気が漂ったらしいんだけど
患者さんの中から
「ガンバッテ!!」
って、勇気付けの声が飛んで
そしたら空気も一遍、大拍手になったそうです。
そうなんだよね
唱をもっと勉強するため
前向きでのお別れなんだものね!
第375話
《5月にはチューリップ 6万3千本》
2013年9月11日
第367話で書いた新十津川駅・空知中央病院
周辺チューリップ10万本計画
植える面積からどの位の球根が必要かと計算したら
「新たに4万8000個が」
との答えが。
とすると、これまでの1万5千本と合わせ
6万3000本の花が咲くことに。
さすが10万本とはならなかったけど
「う~ん、どんな感じになるんだろう?」
って、現時点まだ私には想像つかないんだけど
「新十津川駅に列車が着いて
旅の人達がホームに降りたら
また駅舎を出て小さな広場に立ったら
目の前にチューリップの花畑が」
というのは間違いないだろうと。
北国、ここ北海道は春や秋が短く
急に夏になり冬が訪れるって云われるけど
クロッカスやスイセンは深い冬の雪どけがあって
まだ肌寒い中でひそやかに咲く花
そしてその後に咲くチューリップは
カラフルで艶やか。だから
「もう季節が変わったんだよ」
っていう夏の近づきを知らせるお手紙とも。
それともう一つシャーリーポピー
昨年種をまくのが遅すぎたせいか大失敗
だから今年は昨年の倍以上
(たぶん、2,3万種はあると)
を用意して万全の体制を。
ただ、雪深いこの地方
果たしてその環境そのものがポピーに適しているのか
花飾り委員会での意見もケンケンガクガク
「でも、だからこそやってみようよ」
といつものチャレンジャー精神で。
さて結果は?
旅のひとたち、それも楽しみにしててね~!!
第374話
《北海道にはやっぱり青空がおにあい》
2013年9月9日
「富士山には月見草が良くにあう」
っていう有名な作家の言葉があるけど
北海道ににあうのはやっぱり青空。
そう、広々とした大きな大地に
透き通るように深くて大きな青空
そこにトンボ・アキアカネがのんびり飛んでいて
再び目を落として見渡せば
黄金色にそまった田園
そしてコスモスも咲いていて
それも今が満開。
ホント、これが北海道だよ~!!
前回、「天候が不順」って
突然降り出す雨をぼやいてたけど
昨日、今日と晴れて青空が広がり
湿気も去ってさわやかな風
窓から観てたら
新十津川駅で列車を降りてきた旅の人達も
空を見上げて満足そう
北海道を体中で楽しんでいる風が感じられました。
だけど今日、列車ちょっと遅れたんじゃ?
だって、確か9時28分着のはずで
もう着いてるだろうと思って駅をみたら列車はなく
保育所の子供たちと先生だけが。
次に観たらさすが着いてはいたけど
バスの発車時刻があるのか
役場方向に急ぐ人も何人かいました。
バス、乗り遅れると次は1時間以上後だものね。
でもこれも北海道
のんびり、ゆっくり旅を楽しんでくださ~い!
駅ノートもよろしくね!!
(後でわかったんだけど、時計がちょっぴり前へ
進んでいました。
だから、もしかして定刻だったかも?)
第373話
《天候は相変わらず不順だけど》
2013年9月6日
どうしたことか空模様
「今日は良い天気!」
と思ってふと窓を見たら
もう黒い雲が来てドシャブリの雨
それがまた1時間もしない間に
青空とお日様が。
病棟でも
「咲き誇ってきたコスモスの花を」
って、患者さんと散歩の準備してたら
ホント、「あれれっ!」
だもんね。
でも院内はみんな意気軒昂
特に今日なんか集合レク
つまりリハビリ体操踊りの日だから
1階のリハビリ室からは
タイコの音や子供達の歓声
患者さんたちの手拍子が病棟にも伝わってきて
みんなの顔が自然とほころんでいます。
子供たちの参加は今日はわずか3名だったけど
存在感はその数倍
いえ、数十倍かもしれません。
そうだ、それに保育所の子供たちが
増えてきているんだって。
そう、空知中央病院以外からの預かり子供達です。
うわさを聞いて色々な所から
だからちょっと手狭になってきて
「増築が必要じゃない?」
なんてうれしい悲鳴も。
みなさ~ん、これからますます子供たちの活躍が
要ご期待だからね~!!
第172話
《今日は秋祭りだけど……》
2013年9月4日
今日は新十津川神社祭(第89話)
病院前にも神様と獅子踊りが来て
と書きたかったのに
朝からあいにくの雨
「曇りです」
と予言していた天気うらない
今日も又あたりませんでした
なんて書いてたら、あれあれ
その途中で雨はやみ
病棟を動き回っている間に空も明るく
そして地面まで乾いてきて
「ほら、あたったじゃない」
って、当の天気占い師00先輩(第89、225話)。
「たしかに今は曇りだけど
お祭りの時間に雨がね……」
これ、皆の胸の中の思い。
だって、先輩がそんな自慢をしてる時
みんな「エッ~!?」
って顔で目をパチクリしてたもの。
それにしても残念
この日記を始めて以来
天候には恵まれていたんだから。
空知中央病院は午後一番で訪れる場所
ちょうど昼の列車が到着する時間が
お祭りの踊りの最中だから
旅の人達だって観られたのにね。
この日記を読み返してみると
一昨年は晴れ
昨年だって、終わった後で雨だったし(第224話)
ウ~ん、やっぱり残念~!!
第371話
《北海道と言えば 今やお米!!》
2013年9月2日
カレンダー上でも秋
空も秋?
いえ、まだあの透き通った秋空は見えないけど
涼しさというかヒンヤリした秋の気配が
もうそこここに。
それに樹林はまだ緑を保っているものの
実りの田園は黄色付き
早いところでは稲刈りが始まっています。
そういえば北海道のお米が人気なんだって
それも全国的
あの新潟産コシヒカリに次いで2位とか
これ、すごい事よね。
北海道米は「キララ」に始まって
本当はかなり以前から美味しいって言われていたのに
中々全国ブランドにはならなくて
農家の人達は更に新品種にとりくみ
そこで生み出した「夢ピリカ」
それが人気沸騰したっていうわけ。
確かに、モチ米みたいに粘りがあり
かめばかむほど甘みを感じるって。
東京始め大都会のスーパーでは
北海道米コーナーの出来た所まである位だって。
そこで空知中央病院でも
患者さんやスタッフの食事のお米を
「夢ピリカ」にしようって計画中とか。
だって、新十津川町は米の本場
20、30ヘクタールの米農家がいっぱいあるんだから。
いま実験で、その食べ比べというか試食会中。
患者さんの中には「おかゆ」の人もいるから
色々な調理で試してるんだって。
10月の新米からだって言うから
患者さんたちも楽しみにしてます。
全国の皆さも北海道のお米を食べてね~!!
広大な自然の中でストレスもなく
広葉樹林のミネラルたっぷりの沢水で育ったお米は
ホントに美味しいんだからね~!!