第194話
《熊野水軍と河野水軍と
源義経と静御前 その②》
2012年6月30日
私、紀伊半島の地図を見ながら思ったんです。
十津川村を流れる熊野川、そこを下ると新宮市。
新宮と言えば熊野水軍(新宮別当)の本拠地
十津川から京都に出るには高い山々を超えて行くより
船で大阪へ、そして淀川を上った方が
安全で早いのではと。
作家・司馬遼太郎の「龍馬が行く」を読んでても
坂本龍馬は大阪から舟で京都に入っているし
そもそも竜馬の定宿・寺田屋は船宿。
文豪・森鴎外の「高瀬舟」でも京都の水運が。
現在も熊野川観光川下り(熊野詣で)がありますが
明治時代には新宮市から十津川村まで
船の定期航路まで開かれていたと。
例のNHK新日本紀行の空からの映像を観ると
十津川郷は“とんでも”急斜面の谷
極端に言うと、山頂で足を滑らせると
そのまま谷底に転げ落ちてしまう位です。
でも逆に言うと、これが木材の切り出しにはうってつけ
切り倒した木がそのまま川に落ちていくからです。
それで筏(いかだ)を組めば外海・新宮まで短時間。
上記“仮説”に沿って平家物語など当時の資料を
調べていくとやはり出てきます
吉野十津川の生死不知の兵2000が熊野別当の
呼びかけで源氏に味方、参戦といった内容の記述が。
急ごしらえでこれだけの人数が集まった事
また山の民が、慣れてない舟に乗れるわけもなく
常識的に考えて、こういった熊野水軍への参加は
これが最初ではなかったのでしょう。
しかしこれまでその事を注目されたことはありません。
十津川村の村史にすら書かれていません。
これには2つ理由があるのではと。
一つは歴史上に残る人物が出なかったこと。
これは明治維新でも言えます。
十津川郷は民主共和制と言われる上下身分のない社会
物事は世話人役の合議で決め
その世話人代表もたまたまその時に代表であっただけで
十津川郷の領主ではありません。
だから明治維新で新政府は代表に爵位を
与えようとしたけど当人は固辞しています。
長くなってきました。続きはまた次回に。
第193話
源義経(よしつね)と静御前(しずかごぜん)》
2012年6月28日
このタイトル、何でここに?
と思われるでしょう。
第100話の時がいわば
「坂本龍馬と新十津川町誕生の秘話」
「もう一つの新十津川物語」
といった内容だったから、第200話が近づいた今回
再び母村「十津川村」の歴史にちなんだことをと。
で、今NHK大河ドラマで“平清盛”が
放送されてるから源平にちなんだ話
「“もう一つの源平合戦”なんてないかな?」
ってまた色々と調べてみたら
ありましたありました。
そこで今回の長いタイトルです。
平清盛率いる平家は中国・宋との貿易を盛んに行い
水軍を、そして瀬戸内海の制海権も握っていました。
そして「平氏にあらずんば人にあらず」
と豪語する位、絶大な権勢をほこっていたわけですが
清盛の死後わずか4年後には源氏に敗れ滅亡
それも東国の騎馬軍団しか持っていなかった源氏
その源義経に舟で壇ノ浦に追い詰められて。
これは熊野水軍(紀州)と河野水軍(伊予)が
源氏に味方して可能になったのですが
ここまでは歴史的に良く知られたことです。
「でもそれが母村・十津川村に何の関係が?
それも義経とその妾妻(私的には恋人)静御前まで?」
と、やはり疑問のままと。
でもそれが大いにあるんです。
調べていてワクワクしてきました。
今回の調べのきっかけになったのは
30数年前にNHKで放送された
「新日本紀行 十津川物語 奈良・北海道へ」
のビデオを皆で観たことから。
その時、瀬戸内海沿い愛媛県出身の人が
「十津川村の方言は故郷の方言とそっくりだ」
と驚いて言ったのですが、私含め他のみんなは
「同じ関西だから方言も同じでいいんじゃ」
って思ったんです。だけど同じ関西でも地方地方
方言は微妙に違うらしく、その人は
「明らかに大阪や京都とは違う」って。
「でも十津川村は奥深い山の中、それが海沿いの地域
まして離れた伊予・愛媛県と共通するのも変では?」
とやはり気にかけなかったのだけど、その後ふと考えが。
長くなりそうです。続きは次回にします。
第192話
《自来也と児雷也(じらいや) 知ってる?
知らないよね》 2012年6月25日
ジェット鳥の話(第188話)を書いたら
「大蛙(オオガエル)の事も」
ってリクエストが。
実際に大蛙かどうか見たことはないのだけど
その声の大きさ不気味さからして
たぶんすごい形をしてるだろうって皆。
これ今月初めの頃の話になるけど
チューリップを観てたら新十津川駅の線路向こう側
林の中から
「ギギギギー! ギギギギー!」
って大ガエルの声が響いてきて。 (私的にはこう聞こえるんだけど)
食用ガエル?
それも見たことないけど明らかに違うらしく
たぶん土蛙(ツチガエル)の一種じゃないかって。
大きくて土色をしていて大雨なんかの時
泥の中からノソノソ出てくるんだって。
ウーン、やっぱり不気味だよね。
家で祖父にどんな蛙か聞いたら
「児雷也(じらいや)だ」
って?? 何か話の方向が違ってきて……
どうも祖父が子供のころ観た
「豪傑児雷也」っていう映画の話らしく
それは一種の変身物で、忍者が大きな蛙に乗っかって
煙の中からドロドロドロって出てくるんだって。
「面白かったんだぞ」
ってジェスチャー混じりの解説。
そこで調べてみるとありました、“児雷也”。
遠く江戸時代に書かれた物語なんですね
その原型になる同じ呼び名の
“自来也(じらいや)”なんていうのもあって
こちらの主人公は大蛇(オオヘビ)使い
どちらも当時人気役者が歌舞伎でも上演し
浮世絵にもなってるから、祖父の言う通り
子供だけでなく大人も心踊る主人公
ストーリーだったのは間違いないようです。
ただ女の子は蛙も蛇も苦手だよ~
エッ? ウソッ!? あれ見てたの?
私がアマガエル捕まえたの……
《今月はシュールだよ~
ただ意味よくわからなくて……》
2012年6月23日
今月の“院内絵飾り”のテーマは
「少しシュールに」
絵飾りが始まった4月は“花”(第165話)で 5月は“和”(第171話)
ここらあたりなら私にも理解できるんだけど
今回はちょっと、いえ、かなり苦戦。
この言葉、確かに時々は耳にするものの
「その意味は?」
と聞かれると
「何かわかりにくいこと」
なんてよけい訳のわからない返答しかできなくて。
で、いつものごとく色々調べてみました。
フムフム、なるほどなるほど
「シュールはシュールレアリズムの略」
つまり「非日常的なさま」「奇抜なさま」
でもレアリズム(リアリズム)は「現実主義」「写実主義」
とすると「非日常的現実」
って思えばいいのかなあ……
実際に飾られている絵は「少しシュールに」だから
題名のそれなりに理解できるんだけど
シュールって言葉、これ、私の頭の中だとやっぱり
略して「難しいこと」になっちゃって……
でも日々の生活に何の疑問も感じず生きている
私なんかには見えなくても
日常表面の裏側というか
その奥深くに潜んでいる真実を
絶えず追い求めているアーティストの人たちには
それがはっきりと見え
私には単なる非現実としか見えないことが
彼らにはリアルな事、現実として映るんだろうと。
どう、ちょっと私も今日は思考を。
だけどみんな
「似合わないっ!!」
ってよ。
やっぱりネ……
第190話
《線路は続くよ どこまでも》
2012年6月21日
題名はわからないけどこの歌
父は車を運転している時や農作業時に良く歌うけど
札沼線(学園都市線)と同じで
いつも途中までで折り返し
最後までは歌詞を覚えていないみたい。
だけど新十津川町のイベント
先週の陶芸祭りが終わってもまだまだ続くよ~
で次回はご存知ピンネシリ登山マラソン。
えっ、知らないって?
もう第18回目だし去年も紹介したのに……
“日本一過酷なレース!!”
いえ、ここまで言うと
誇大広告になっちゃうかもしれないけど
“とんでも”過酷な事は確かだからね。
何たって、ピンネシリ山(片道21キロ)を駆け上がり
また駆け戻ってこようって言うんだから
これ無茶でしょ?
いくら北海道が涼しいからって
開催日は7月8日(日)
暑いよ~
だけど「これが良い」
って病みつきになった人が全国から集まるんだよ。
何か新十津川駅に似てるかもってネ
色々な魅力がいっぱいつまってるのもの。
で、そんなこと話してたら先輩が
「『来年挑戦!』なんて宣言してなかったっけ?」
って。
ドキッ??…そういえば去年確かに……(第36話)
「それが夜勤があったりで練習リズムが大変で」
なんてモゴモゴ言ってたら
薬局の00先生が70歳を過ぎてからも
フルマラソンに挑戦している話題といっしょに
「やる人はやるんだよね」
って、今回も先輩からのやさしいお言葉でした。
ホホホホッ……
第189話
《今日も快調だよ~!!》
6月18日
このタイトルを皆に見せたら
「怪鳥の事?」(第69話)
って言われたけど
確かに駅そばの怪鳥は一部伐採されたものの
昨日の雨に元気回復
青空に向かって快調のようです。
だけど今日はこの怪鳥ではなく本当に快調な話。
つまり駅ノートの事。
一人旅を楽しむ人、親子で、夫婦で
中には深夜2時に訪れたツワモノや
絵まで描いてくれてる人
ステキなフィアンセと一緒になんていうのもあって
皆それぞれ何か楽しそうです。
そんな中に80歳のご夫婦の記述がありました。
これたぶん、私が朝の列車を窓から見た時
駅舎の横で保育所の子供たちと
話をされていたお二人ではないかと。
仕事中だからカメラを持ってなくて
後で誰か撮ってなかったか聞いてみたんだけど
残念、ありませんでした。
この話、家で祖父に話したら
嬉しそうにとっておきの地元酒金滴を。
祖父は特別嬉しいことがあるとすぐ両親も誘って
後はにぎやかな飲み会になるんです。
(第51・78・156話)
勿論カラオケつき「北国の春」
今日の金滴銘柄は“北の微笑”
駅ノートはスタッフ始め皆の楽しみ。
最近は遠くからの旅人だけでなく
札幌市や近くの人
それに再来訪の人も多くなって
駅もにぎやか大喜びです。
遠く旅の人、ちょっと駅に立ち寄った人
ホームに立った時、駅舎を見あげた時
そして駅舎に一歩入った時
ふと思い浮かんだ事を書いてください。
みんな待ってるからね~!!
第188話
《あっ、ジェット鳥だ!!》
2012年6月16日
ゴォッー!!
突然上空から大轟音が。
そう大轟音というべき音量です。
旅客機!?
というよりジェット戦闘機のような轟音
ただ空を見上げても何もそれらしき物は??
「滝川市のグライダーなら音はしないし
駐屯してるのは陸上自衛隊だし」
なんて首を傾げることに……
これが鳥なんです。
轟音は鳴き声ではなく羽音
シギという鳥らしんだけど
調べてみると全国にマニアの人たちがいて
「飛行機の墜落?」
なんて縁起でもないことを想像した人もいたり
色々な場所での観察報告がネットにありました。
「エッ!? 鳥なの!?」
と、みんな驚愕するのだけは一致しているみたいで
彼らが通称「ジェット鳥」と。
ただ、シギにも色々種類があって
全種類がこの羽音を出すのかまではわかりませんが
このシギ、渡り鳥で
北海道にはオーストラリアのタスマニア島
(リンゴに似た形の北海道と同じ位の広さの島。
江戸時代、その州都ホバートから出向した捕鯨船が
北海道の厚岸町沖で座礁、全員地元民に助けられた
という歴史が。カジノもあり自然がステキ島だって)
(新十津川カジノ第139話)から季節で往復している 種もあるそうです。
で、どこで聞けるの?
っていうことになるなんだけど
どうも産卵と関係あるみたいで
恋の季節5月頃がピークかも。
でも昨年、萌えの丘(第35話)に行った時
丘上の正面から聞こえてきたから
もしかしてまだチャンスが。
第187話
《北海道はイベント・お祭りの季節》
2012年6月14日
日本列島は梅雨空の季節
ただ北海道だけはそれがなく
それどころかここ10日ほどは一滴も降らず
天気予報はこれからもずっと晴れマーク。
ムムム、これ花の手入れには大変
なんだけど
イベント・お祭りには最高の日より。
先週あった札幌市YOSAKOIソーラン祭り始め
これからも企画が目白押し
みんな北海道に集まれ!! です。
前回も書いたように最高の季節だよ~
で、ここ新十津川町では今週末
16日(土)17日(日)は第18回陶芸祭り
新十津川町地元窯元2店は勿論
道内各地窯元の新作が勢ぞろい
去年は“ぐい飲み”になっちゃったけど(第32話)
今年こそは“マイカップ”だからね。
場所はクジラ館の道路の真向かい
旅の人も同じ北海道の人も
今週末は新十津川町に集まれ集まれ~
それともう一つ情報。地元窯元もある
新十津川町ふるさと公園の文化伝習館では
ふだんから陶芸、織物、染物の体験ができるんだよ。
隣接する青少年交流キャンプ村(第45話)
のロッジに泊まって
グリーンパーク(宿泊も)の新十津川温泉につかり
夜はバーベキューパーティーだぞ。
松尾でジンギスカン肉(第123話)を
ホタテなど北海道の新鮮でおいしい食材は
スーパーSAIGUSA(第44話)で調達できるから
どう、これも良いアイデアでしょ?
星空がステキだよ~
第186話
《花植えはどこまでも?……》
2012年6月11日
先日6日に新十津川農業高校と
駅や病院周りに5000本の花苗を植えました。
ただ周囲はだだっ広い所だから
すでに撒いたコスモス50000種
(去年の11万種はさすが多すぎて)
キバナコスモス5000種
そしてポピー20000種やヒマワリと別に
まだ追加して、3000~4000本の花苗を
植えなくてはなりません。
イメージとしては駅の中に
いえ駅の延長線上に病院を溶けこませる。
又ポイントごと、各コーナーごとに
独立したアレンジメントの花植えをして
その変化も楽しんでもらおうという作戦です。
「やるからには去年以上に」
が合言葉だけどさすがに大忙し
一番大変なのは保全課かな?
「ここにも植えたらいいんじゃない」
なんて整備する場所も増えていくんだから。
でも旅の人が、町の人が
そして患者さんが気分も快適
みんなが喜んでくれるのなら
誰も疲れたりしません。
何たってスタッフ200名余りの
9割近くは花のごとく美しき乙女?
(気持ちは乙女なんだから良いじゃない)
全員大はりきりだからね。
梅雨のない北海道これからが最高
ここ新十津川駅を訪れてくれる人たちも
確実に増えています。
色とりどりに色々な花で飾られ
多くの人が笑顔で集まってくれて
駅も本当にうれしそうだよ~
第185話
《“うど”ってだれのこと?》
2012年6月8日
今日は山菜の「うど」の話。
もう大きくなってきてるけど
山の方に行けば今月中ごろまでなら
芽の先端近くはまだ柔らかくて大丈夫です。
ここで言う“うど”は「うどの大木」
などと揶揄表現されるその「うど」とは種が違い
高さ2メートル位には育つものの
樹木ではなく草、宿根草とでもいうべき物。
これ、私もそうだったけど
みんなよく間違えるそうです。
樹木の“うど”は奄美大島などに南の地方に
自生していて、本当に大木らしいのだけど
ここ新十津川町では誰もみたことないし
草というべき“うど”は
「どこにでも」
というほどではないにしても
道端ででも良く目にすることができるからです。
もう先月のことになるけど
「自然の“うど”なんて見たことないもの」
なんて自称・都会育ちと自慢する(滝川市だけどネ)
高校時代の同級生・MさんとFさんとで採りに。
といっても私がリーダー役だから皆心もとなくて……
でもあったよ~
笹をかきわけると、ほんと10センチほど
芽を出していました。
大感激!!
でその後、他にも色々適当に採ったので
「食べられるかどうかおじいちゃんに聞いて
後はテンプラパーティーだね」
なんて言ってたらMさんなんか
「000に作ってあげないと」
なんてすぐ帰っちゃうんだもの
000?
モチ彼氏の名前。
ネ、ふざけんな!! でしょ?
残った二人でいっぱい負け惜しみ言ったけど……
わたしたち大木じゃないものの
気分はブルーな“うど” かも……
第184話
《駅前の花植え始まったよ~》
2012年6月6日
「ついに」というべきか
「やっと」というべきか
新十津川駅前花植え開始!!
“さくら”や“菜の花”と同じく
今年の天気に惑わされっぱなし。
花植えを6月6日と設定してあったら
晴天続き、そしてこの暑さだものな。
「じゃあ、早くすれば良かったじゃない」
って言われそうだけど
これがなかなか難しくてネ。
以前にも書いたけど
病院は日曜祭日そして夜間だって休みなし
ということで結構早くから年間イベントスケジュールを決め
またそれに合わせたスタッフの
勤務シフトも決めています。
だから途中での変更はやりにくいのです。
これは共同で花植えをする
新十津川農業高校だって同じ。
授業の一環として組んであるから
当日近くになっての途中変更なんてできません。
で、本日6月6日決行!!
と大イベントになるはずだったんだけど
午前中は快晴で
半そででないといられない位の天候が
正午の時報と共に急に暗くなり
木々をうならせる強風
そして雷鳴まで轟いてきて……
「雷じゃ無理かもよ」
「チューリップの時も雨だったんじゃ?」(第89話)
「誰? 雨女は!?」
なんて院内も騒がしくなってきて
昼食も何となくソワソワ
珍しく食べ残しする人まで。
ただ空への願いが通じたのか
午後1時20分、決行の知らせが館内に。
で、空気は一変
「やっぱり私は晴れ女」
今度はそれ、みんな言ってたもんね。
第183話
《全国で1,2位を争う 新十津川駅!!》
2012年6月4日
新十津川駅はごぞんじ終着駅
列車は日に3便しか来ないし
駅舎は古くて小さくて見栄えも今一つ
当然駅員の人なんていません。
何たってトイレや自動販売機すらないんだから。
たぶん、全国でも1,2を争う
ひなびた終着駅ではないかと。
でも、みんなから愛されているのは
絶対全国でも1、2位 じゃないかな?
って思っています。
だから新十津川駅は幸せ者です。
男性なのか女性なのかわからないけど
「幸せだなあ」
そんな声が時々駅舎の方から聞こえてきます。
これ、病院の建物内にいても外にいても
私だけが聞こえる空声(そらみみ)ではなく
みんなも聞こえるって……ネ
本当だよ~
で、今回はそんな新十津川駅大好き仲間による
例年恒例の駅舎大掃除
今年は5月27日(日曜日)、朝8時開始でした。
そしてちょうど終わったころ
一番列車
そうだよ~、1日3便だけど一番は一番
その一番列車のご到着~
思わず拍手がわいちゃいました。
これ病院の窓から皆でなんだからね!!
第182話
《滝川市の菜の花畑……》
2012年6月2日
石狩川向こうのお隣・滝川市では
今“葉の花祭り”の真っ最中(昨年は第26話)。
今年は開花が遅いと予想して
祭りの日程を1日~10日としたらしいんだけど
“さくら”と同じで急に早くなって
もう5月の20日過ぎから見ごろに。
昨年から始まった空知中央病院の
患者さん花見ツアーは5月の30日と31日
天気も良くバッチシ見ごろでチョーラッキー
みんな大感激でした。
この菜の花、連作ができない植物という事で
5年ほど間隔をあけるとか。
だから毎年違う場所になるのだけど
それはそれで
「今年はどこに? 私たちをどんな風に
魅了してくれるのだろう?」
と、このお祭りの楽しみ一つです。
ゆるやかな丘陵地として
同じ北海道の美瑛が有名ですが
ここ滝川市の江部乙地区も
なだらかに変化ある丘陵地。
そしてその美しい曲線の中に
菜の花の黄金色がまぶしいばかり
視線いっぱい一面に広がっていて
また、それが場所場所
地形によってその魅力もちがい
観る者を決してあきさせません。
暑くも寒くもないこの季節
私は風香を満喫しながら
菜の花スポットを廻っていくのだけど
途中の車窓は畑に田んぼ
そして牧場にしらかば林。
更に遠く視線の先に
鮮やかに輝く菜の花畑が……
これ、目をつむってイメージしてみてください
ほんと、最高だよ~!!