第248話
《新十津川駅周辺はさみしくなったけど
……ハロウィン!!》
2012年10月31日
病院の窓から見える景色も
先週末から急に色濃くカラフルになってきて
朝日に映える黄色や赤を楽しみながら
「秋なんだね」
って患者さんとも話してるんだけど
新十津川駅周囲のコスモスも終わり
駅舎の横のホオノキの葉がハラハラというか
風に揺れながら落ちていたりして
今度はそれがちょっぴり寂しくもあったりで
秋深く、何やら気持ちも複雑な
「だから、それが秋なのよ」
なんて、先輩がもの憂げにまた外を……
失恋? ウソッ~!! まさかまさかそんな事
……ゴメンナサイ
だけど院内は大忙し大賑わいだよ~!!
今日31日は第227話で書いたハロウィン
保育所の子供たちもいっしょに皆でお祝いを。
例の大カボチャ
実は「重さあて」のクイズになってて
患者さんやスタッフが投票
重量13.4キログラム
それ以上の端数は切り捨てだけど
「ピッタリ賞」、2人も出ました!!
わたし? 入賞・「惜しかったで賞」にもう少し
あと100グラムだったのに、残念~
「賞取れてたら初めての快挙だったんじゃ?」
って皆に言われちゃったけど
私だってこれまで表彰されたことくらいは
あるんだからね。
「幼稚園の皆勤賞!!」
それ言ったら
「なるほど、それならありえる」
だってよ。
もちろん、ホメ言葉
……そうしておきます。
第247話
《いよいよ最終回が近づいて……》
2012年10月29日
「日記の連載やめるの」って?
いえ、そうじゃなくて子供達の歓送迎踊り
来年の4月、雪解けまでお休みです。
朝の気温が0度近くなってきたし
雪もふってきそうだからと
11月10日の12時37分着を今年の最後にと。
そうです、朝の第1便でなく
その日は第2便、お昼の列車です。
旅の人たち、まちがわないで下さいね。
その日は子供達の参観日にあたっている関係もあって
朝の便ができないんです。
でも、保育所の窓からは冬の間もずっと
みんなで毎日手を振ってるからね!!
「人に笑顔で接すると笑顔が返ってくる」
「やさしく接するとやさしく返ってくる」
それは子供達にとって日常の生活の一部であって
特別のことをしているという意識もないのだけど
それが逆にほほえましくて
旅の人たちだけでなく
私たち、そして町の人たちにも感動を。
だからというわけでもないのだけど
新十津川町の方から
「良くがんばってくれました」
と、子供達にプレゼントをくれるんだそうです。
だから先生といっしょに
「この1年間こんなことをしてました」
という報告をしに町長さんの所にも
行くんだそうです。
たぶんだけど、一番喜んでくれるのは
お父さん、お母さん、家族の人たちじゃないかなあ。
だからというか、その時初めて子供たちも
「もしかして、ボクたちワタシたち
良い事をしたのかも」
って思うんだろうと。
だって家族が喜んでくれ、ほめてくれる事が
一番うれしく誇らしかったもの。
これ、私の経験だけどネ……
第246話
《白鳥のこと、そして……新十津川!!》
2012年10月26日
先日東京から遊びにきたいとこが
大空を編隊をなして飛んでいく白鳥を
まぶしそうに見上げながら
「白鳥だよ!」
なんて感激してたけど
「そっか、そんなもんなんだ……」
って私。
他の事でもよく言われるけど
地元ほど地元の良さを知らないって。
「こんな低空を飛ぶ白鳥を」
「夜にまでその鳴き声が聞こえてくるなんて」
「だって鳥は鳥目って、夜、何も見えないんじゃ?」
って。
夜に白鳥が飛んでるっていうのが信じられないらしく
「だから、ああやって鳴きながら
お互いの位置を確認し合ってるのよ」
と説明するとやっと納得
そしてまた更に感激。
以前にも書いたけど
本州からの人が白樺林を見ただけで
「すごい、別荘地みたい!」
って言うし、他にも関西の人なんか
リンゴ畑で感激だし
逆に私や北海道の人だったらたぶん
黄色くたわわに実るミカン畑なんてみたら
「さすが南国!」
って、やっぱり大感激だろうな。
そうなんだよネ、地元以外の人の方が
その地の良さに気付くんだよね。
でも駅のホームページを開設して
駅ノート読んだり旅の人の話を聞いたり
私たち新十津川町、新十津川駅の良さ
ホント良く知るようになりました。
ありがとうございま~す!!
第245話
《シャケの遡上 川がいっぱいだよ~》
2012年10月24日
今年のサケというかシャケの遡上(そじょう)は
例年よりかなり遅かったとか。
9月に入ってからも真夏なみの高温だった為だけど
気温が下がってきて、その分、一挙に遡上開始
だからそれらの川はシャケの群れで
またシャケ釣り目的の人たちで
川の中も、川の周辺も、それは大賑わい。
と言っても私がその光景を目撃したわけでは。
いえ、先日昼休みの時の00さんの話なんです。
ご主人と浜益まで(吉野地区の山向こう)
シャケ釣りに出かけたらしんだけど
釣れて釣れて大変だったって。
「ええっ、何で大変なんですか?」
って聞いたら
シャケを入れる物が足りなくて車のトランクに直接
持って帰ってからも処理しきれなくて
近所に配ったものの、持っていくのも大変で
といった話でした。
確かに、あの大きさだと大変かも。でも
「そんな。じゃあ、私がもらってあげたのに」
とは多くの声。
というわけで、それを祖父に話したら
さっそく父と出かけることに。
どうも昨年のリベンジだって(第76話)。
結果?
それは聞かない方が……
私と母もちょっと立ち会ったけど
川をのぞきこんだら結構たくさん見えたものの
もう肌が白くなってるのが多かったし。
ただ誰が何で捨てたのか
河川敷のあちこちにシャケがひからんでいました。
それ、白くなんかない普通?の状態
たぶん、先日のとれすぎが原因かも……
第244話
《不安定な天候が続いて》
2012年10月22日
ここの所、天候が不安定
雪のシーズンに突入する
前触れなのかもしれないけど、昨日なんか
朝起きて南の空を見上げたら快晴だったから
「さあ、さわやかな朝の風を!」
なんて窓を開けたら急に雨が。
「エエッ!? そんな……」
あわてて西の窓を見に行ったら
低空、真っ黒な雲が押し寄せて来てて
ホント
「これどうなってるの?」
1日の内だって
雨だったのが急に晴れてまたすぐ雨
傘を持って出るべきか迷うような
そんな日が続いています。
これ、旅の人には大迷惑だよね
雨ならそれなりの準備が必要になるだろうに
「良かった、天気予報は晴れ」
なんて出てきたら急に雨になったり
「雨の予報だから行くのはよそう」
って中止したら晴れてたりして。
「北海道の天候は大陸的だから」
と言う人もいるけど
こういった現象は6,7月シーズンには余りありません。
その頃は一番天候が安定していて
晴天、ほとんど快晴が続きます。
そう、余りにも雨がふらないから
花々への水やりに苦労する時期なんです。
それがお盆を過ぎて秋口になると急に天候不順。
でも雨あがりの紅葉が
まぶしい位、黄金色に輝いていました。
第243話
《いい女 晴れ女って誰のこと?》
2012年10月20日
天気晴朗なれど風冷たし
これ、本日の新十津川駅辺りの気候。
ちょっと表現が古めかしすぎ?
そうなんです、父が観てたテレビ番組の影響。
「雨がふったらどうしよう」(第240話)
なんてみんな気をもんでた子供たちの小旅行
晴れ女?が多いことから何とか天候に恵まれました。
いつもの歓迎踊りをしたあと
今日はすぐ着替え
そして列車へと笑顔で乗り込んでいきました。
で、ふと気が付いたのだけど
テレビカメラらしきもの。
病棟から観てたらいっしょに列車の中へ。
そして出発の時には外にも1台
見送りの人たちと一緒に列車を追いかけていました。
後で聞いたらテレビ取材が入ってたとか。
「しまった、私も見送りに行けば良かった」
なんていう声もあがったりしたけど
「視聴者の人に迷惑じゃない?」
と軽いジャブも。
「そんなことないわよ00だもの、ネ?」
って顔を斜めに同意を求められたり
スタッフ詰所はいつもの騒がしさ?なんだけど
病院では患者さんやお見舞いの人も
みんな列車の到着を楽しみに。
朝、昼、夕、1日3便の列車は
時を知らせる意味もあるんです。
昼の列車はちょうど患者さんの昼食が終わった頃
6病棟7病棟からは遠くからでも
その他の病棟、リハビリ棟からも
列車の到着は日常の景色です。
だから岩見沢市の洪水で札沼線が止まった時なんか
みんな「どうしたんだろう?」
って心配というか時間までまちがえたりして。
今日の子供たちの小旅行
病棟からみんなで見送りました。
手を振るの、見えたかな?
第242話
《坂本龍馬のルーツは?》
2012年10月17日
第195話で坂本龍馬のルーツの事を少し書いたら
「本当なの?」
って何人かの人から質問が。
それは私だって絶対とは言えないけど色々調べてみて
「たぶん可能性が高いのでは?」
とくらいは言っても良いのではないかと。
坂本家は桔梗(ききょう)の家紋
それは土岐源氏(ときげんじ・今の岐阜県が本拠)
を表すもので
坂本家でも代々、土岐氏を名乗っていました。
そこで一部の人が
「坂本龍馬は明智光秀の一族」
豊臣秀吉との天王山の戦い(山崎の合戦)で敗れ
本拠の坂本城も落城し
その一族一部が土佐に逃れてきたと言うのです。
ただ、その説にはさすが少し無理があり
坂本家が土岐氏の出であることも否定されるように。
今の時代、先祖が誰であるかって
それほど意味はないんじゃと思えるんだけど
武士の時代には大変な問題
坂本龍馬の大ファンの私としては
坂本龍馬の名誉のためにも真実であって欲しいと。
で、また色々調べてみたわけです。
鎌倉時代から伊予の久万地方(松山市の山手)は
土岐氏領(足利将軍の書状などで最近わかってきた)
そこから久万川を下ると愛媛県側ではなく高知市に。
その土岐氏は戦国時代、土佐の長宗我部方となって
秀吉軍(小早川氏)と戦い戦死、その碑もあります。
また松山市には土岐という姓の人も結構いるとか。
坂本家は長宗我部氏の家老職
長宗我部家から伊予の家臣になった人もいるというから
「坂本家はこの伊予の土岐氏の系譜」
と考えるのが妥当ではと思ったわけなの。
絶対までは言えないけど、可能性大きくないかなあ?
第241話
《汽笛いっせい新橋を ②》
2012年10月15日
昨日14日は鉄道の日・鉄道記念日とか。
母に頼まれた用事をしてたら
「汽笛いっせい新橋を……」
と例の歌(第222話)が
それもハーモニーで聴こえてきて
「あれっ? 祖父の他に誰が?」
って居間をのぞいたら
テレビ画面の誰かに合わせて祖父が歌ってました。
画面ではその後
「今日は鉄道記念日。明治5年(1872年)
東京新橋駅と横浜駅間を初めて汽車が……」
と解説が。
「ほら、言った通りだろ?」
祖父がいかにもうれしそうに追加で説明を。
私もついテレ笑いしちゃったけど
「そうか、鉄道記念日なんだ。じゃあ、新十津川駅でも
何かイベントすれば良かったな」
いまさら残念、またまた勉強不足でした。
ただ過去の新十津川駅については色々聞くことが。
バス停があって滝川駅まで行けたとか
駅舎はもっと大きかったし
それが半分切り取られて今の姿になったとか
それだけじゃなく
周辺には他にも違う建物が建ってたとか
だからどこを掘っても石ころだらけだとか……
そうだ、祖父がこんなことも。
汽車の場合、石炭で走るから
沿線近くの家々は煙で黒ずんでたって。
それに列車に乗って窓を開けてると
ススで顔まで黒くなったって。
「わっ、何か面白そう」
って私が言ったら
「そうなんだけど、まだ嫁入りは無理か……」
って小声で。
う~ん、これどういう意味なんだろうね。
第240話
《紅葉狩り いざ 出発~!!》
2012年10月13日
院内絵飾りの今月のテーマは紅葉
というわけで今回は239話の続き
子供たちの小さな秋の旅の話
10月20日(土)の一番列車と決まりました。
しかしせっかくの「紅葉を観る旅」だから
大雨など天候によっては延期?
とか意見があったり
かといって延期してもまた雨なんてなると
今度は雪の心配もでてくるし……
といったいつもの感じで
やはり気をもむ日々が続いているようです。
で、旅してくる人たちにも関心の
ここ中空知地方の現在の紅葉状態だけど
病院前のナナカマドは枝先の方が少し色づき
「やっぱり秋だ」
とは少し感じるものの全体的にはまだまだ
周辺の木々も紅葉とまではなっていません。
ただ天気予報によると明日から平年以下の気温
それに20日までまだ1週間あるから期待も大?
当日、歓迎踊りで列車を出迎えた後
今度は自分たちが列車に
子供たちは楽しみにしていま~す。
そうだ、もう一つ朗報が。
今月15日(月)HBCラジオ旭川局エリア(864KHz)
パーソナリティー渡辺麻衣子・午前11時45分~55分で
子供たちの活動が取り上げられるそうです。
どんな内容になるのか
自宅で、車の中、旅の空の下で
時間がとれた人はぜひ聴いてください。
きっと楽しい時間、ドライブに
そして絶対
「新十津川駅に行ってみようかな」
って思うから。
第239話
《追い越されても それもまた楽し?》
2012年10月11日
今年はというより近頃何か変
私の頭ではなく中空知の天候
他の地方はどうなんだろう?
例年の初雪は早くて10月末から11月中ごろ
根雪になるのが12月初旬からの降雪なんだけど
それが昨年は初雪が10月10日で根雪も11月初旬
そして私の背丈よりはるか高いドカ雪
で、今年は夏から秋への異常な暑さ。
北海道の平野部も今頃は紅葉の季節なんだけど
気温が8度以下にならないと色づきにならないらしく
これからやっとという感じ。
これ何を皆が悩んでるかというと子供たちの列車ツアー
といっても前回と同じく
旅は月形駅までなんだけど(第215話)
「今度は車窓からまぶしい位の紅葉を」
って企画してるから。
前にも書いたけど札沼線の良いところは沿線の変化
景色がそれほど変わらない本線と違って
北海道らしい広々とした畑や田んぼだけでなく
山超えというか豊ヶ岡みたいな
紅葉のステキな深い山中(さんちゅう)もあるし
国道と並行して走る所も。
これつまり車との競争。
だいたいは列車の方が負けてしまうのだけど
子供心にはこれが楽しくて
「早く、早く!」
なんて叫んでたのを覚えているもの。
でも大人になっても変わらないかな?
逆に車の時なんか列車に並走して走ろうとしたり
「よし、追い越すぞ」
なんて思ったり。
そうか、私も文明の変な部分に染まってるのかも。
札沼線を旅してくる人たち
追い超されても「それもまた楽し」だよね。
第238話
《線路は続くよ どこまでも……??②》
2012年10月9日
札沼線は新十津川駅でおしまいだけど
「どこまでも続くよ」というこの歌
父がよく歌ってて(第190話・同じタイトル)
「変な歌?」
って思ってたのに
最近、ふと私まで口ずさむことが。
これ、いつごろの歌なのか
このフレーズに続く歌詞がどうなってるのかも
知らないんだけど(父も知らないみたいだし)
これが今の私の気持ちだから……
コスモスもほぼ終わりに近づいて
延長、そして延長と延ばしてきた私の日記も
第二の目標点(第144話)に達しました。
これまで他の調べごとをしてる時とか
何かの拍子にふと
「こんなことを」
って、3、4話分のシリーズが準備できたり
後は、頭の中でモヤモヤしてることをその時の気分
いつもの「エイヤー!」で一気に
調子が良ければ15分ほどで書き上げてきました。
だから書くにあたってこれまでの所
苦痛とまでは感じた事なかったのだけど
これからも? って思うとちょっと不安。
それに写真だけは苦労しました。ホント大変。
同じような写真ばかりじゃだめだろうし
かといって毎日のように
駅周辺の景色が変わるわけでもないし……
だから
「駅に関係なくてもいいから何か写真を」
ってみんなにお願いを。
たぶん、写真さえあれば何か書けるんじゃないかって
それに私が見た夢の話なら……そうか
それも写真がないもんな……
でも、駅ノートにも書いていただいていたように
ゆっくりのんびり走る札沼線と同じ気持ちで
そう、だから終着駅、まだ見えていません。
第237話
《砂川スイートロードは演劇の町?》
2012年10月6日
日本一長い直線道路(第97話)
そしてその沿線に何軒もの洋菓子店
そう、スイートロードといえば全国的にも人気の高い
お隣の砂川市なんだけど(第84話)
最近は演劇の街に?
第108話でも書いたけど
美唄市、砂川市、滝川市、深川市など
中空知地区は演劇が盛んなところ。
毎年12月に演劇フェスティバルが開催されていて
今年は深川市での公演です。
本当は新十津川町もその中に入ってるんだけど
残念、現在のところ活動中の劇団はありません。
でも空知中央病院の薬剤部に
砂川市民劇団一石のメンバーが。
誰かが
「えっ? そうは見えないけどな」
なんて軽口言ってたけど
それがトンデモ。
舞台では良く映えるというか
とっても存在感があるんだって。
先日の日曜日の公演を観に行った人たちが
口をそろえてそう言ってたもの。
そうか、じゃあいっそう新十津川町を代表して
空知中央病院内、演劇集団「つつじ」
なんてどうだろうね。
それとも保育所の子供たちもいっしょに
「のびのび」っていうのも良いかもよ。
えっ? そんな冗談なんか言ってたら
本当に「作るよ」ってなるんだから って?
う~ん、でも何か面白そうじゃない?
演目にあの名作「美女と野獣」なんてどうかなあ。
誰が「美女」で誰が「野獣(やじゅう)」かって?
それはその、野獣っていっても本当は……
これ、絶対もめそう……
第236話
《新十津川町 「味覚まつり」だよ~!》
2012年10月3日
秋と言えば食べ物
だから今週末(7日)は新十津川町に
来てよね、というよいおいでよ~!!
だって美味しい物がいっぱいだもの。
と言っても新十津川町ならではの名物?
これ聞かれるといつも困ってしまって。
新ソバに新米?
これなら全国的に珍しくないし、何か?
新十津川町ならではの何かを考えないと。
それも他の地域からの導入ではなく
元々この町にあったものとか。
でも、北海道開拓は明治からだし
新十津川町の始まりは明治22年
「それでもって、ここならではの物産?」
そんなことを話してたら
ひょんなことから出てきました、素晴らしい物が。
他の地元食材との組み合わせも良く
たぶん、いえまちがいなく
将来的にこの町のメインになりそうだと。
例のポニーを飼ってる「幌加の家」(第67話)や
その周辺農家で昔作っていた農産物
とても美味だけど、ただ量産できなくて
当時は自家消費分だけだったと。
この農産物を良く知っている人がいて
「それが出来る場所は全国で2か所しか知らない。
土壌が合わないと無理なんだけど
まさか北海道で作ってたなんて」
と驚いていました。
北海道の酷寒の寒さ、特に幌加だとマイナス15度
だから育つまでに3年ほどかかるとの事。
でもこれ、味がその分濃縮されるってことだし
期待、大大じゃない?
第235話
《台風一過 いえ現在通過中だよ~》
2012年10月1日
暴風雨?
大型台風だからそんな心配もしたんだけど
「それならいっそ、そんな台風を写真で」
考えてみればホームページ上に掲載してきた
新十津川駅周辺の写真
雪の日はあるけど雨の日がありません。
大雨の日は駅舎がかすんで見えるし
そうだ、それでいえば霧の日なんか
特に春から夏にかけての早朝に多いんだけど
ほんの10数メートル先でも
「何も」と言っていいほど周囲が見えなくなります。
だから、そんな色々な日の風景も必要じゃないかって。
しかし台風は現在十勝沖を通過中とか。
少し風は強いものの雨もポツポツ程度。
やっぱり予想はずれ、写真は無理でした。
えっ? 不謹慎なこと考えるからだって?
そうか、そうでした、すみません。
大型台風は当然大きな被害も……
ただ一応、今日の写真だけは
撮っておいてもらいました。
私も窓から観てると
稲刈りもほぼ終わった茶色の田んぼの中を
列車の小さな光がだんだん近づいてきます。
子供たちは外に出られなくて
保育所の窓からのお迎えでした。
でも旅の人、身を乗り出して手を振ってたから
それが見えたみたいです。
「これもいい景色だよね」
ふとそんな事を思いました。