第309話
《ときめく春を楽しむ会だよ~!!》
2013年3月30日
昨日、こんな題名のパーティが
お隣、滝川市のホテルで。
列席者はここ地元の新十津川町町長さん
滝川市市長さん、砂川市副市長さんに
北海道道議員さん、市会議員さん
また著名な画家や新聞記者放送関係の人達まで。
それに入口に並ぶお祝い花の
送り主の名前なんか見れば
国会議員さんどこかの社長さんたちエトセトラ。
「何て仰々しく堅苦しそうな会」
って思うだろうけど
その会場からもれ聞こえてくるのは
リズミカルな演奏音楽と
楽しそうな大きな笑い声ばかり。
たぶん会場の前を通った人は
そのアンバランスさ騒がしさに
「?」だよね。
これ、騒がしいのは出席者350人の内
約140人が空知中央病院の先生、スタッフたち
それも入口付近に陣取っていたから
平素の事を考えればおわかりでしょ?
でも、「何やってんの?」だよね。
会の名前は「ときめく春を楽しむ会」
そしてそのサブタイトルは出版記念
「立歩人 ボクの平和荘日記その① 月影の中に」
そう、第303話で紹介した病院スタッフ立歩人。
みんなも会場に行って驚いたらしいけど
当のご本人もそのド派手さに戸惑っていたとか。
でもそこはみんな空知中央病院魂(だましい)
「やるからには徹底的に 一所懸命」
で、そんな大騒ぎになったわけです。
出席した人たちの話だと
普段交流することのない他セクションや
地域色々な人達と出会いとても楽しかったって。
うん? じゃあ何で私が当直だったのよ?
でも夜食のお弁当が届いたからいいか……
第308話
《春 春休みだよ~!!》
2013年3月27日
駅ノートを読んでて
そうか、日本全国春休みなんだって。
で、院内はというと、にぎやか華やか
やっぱり春休み。
普段他の幼稚園に通っている子供たちも
春休み夏休みは院内保育所に
だから病棟も子供たちの声でいっぱいになるんです。
昨日、第6病棟では
患者さんと子供たちで共同作業
去年みんなで「おし花」にしてあった
コスモスなんかの花びらを使って
更に新しく花を制作。
自らの作業より子供たちを見ているだけで
楽しそうだった患者さんはもちろん
お見舞いの人たちも
私たちスタッフだってウキウキ元気
いっぱい若さをもらっています。
(最後の言葉は00先輩、あとで鏡を観てました。
いえ、ですからこれ、あくまでウワサですから)
たまたま病院を訪れた人
子供たちが遠くの幼稚園から出向いてきた
と思っていたらしいんだけど
「そうなんですか、こういったことを日常的に」
と感激して、目をまるくしていたとか。
そうなんです、これから他の病棟でも
子供たちとの行事が続きます。
そして明日は、ホールで合同レクレーション
やっぱり子供たちの演目がメイン。
さあ、わたしも00をもらおうっと。
第307話
《ダイエット中なのに お菓子を?》
2013年3月25日
言っておきますが
これ、私の話じゃないからね。
じゃあ誰かって?
うーん、ちょっと名前まで言うと……
そう、あとが大変だから。
でもこの話
うちの病棟だけじゃなくて
他のセクションもだいたいそうだってよ。
特に00室なんか。
いえ、これあくまで噂なんですから。
で、どういう事かというと
広報紙の人気シリーズだった(今年3月号で終わり)
「突撃 となりのおべんとう」にもあったけど
昼食はゴハンを少なくしたり
カロリー計算もしっかりダイエット中なのに
デザートはたっぷり
果物じゃありません、全部お菓子。
「これでダイエットになるかなあ?」
って誰だって思うでしょ? だけど
「例え昼食を抜かしてもこれだけは別」って。
これがないと生きていけないんだって。
だから食べた分
また家に帰ってからストレッチしたり
ウォーキングに出るんだって。
そうか、それなら一応
増減バランスは取れてるってことか
とは思ったけど
「そこまでして?」
って、やっぱり。
わたし?
それは、そこにお菓子があれば
やっぱり手を出しちゃうけど。
その後の運動?
いえ、そんなの特には……はい、スミマセン……
第306話
《あそこもここも 歓送迎会》
2013年3月22日
どこもというか
そう卒業式、そして歓送迎会のシーズン。
だからお店もホテルも予約でいっぱい。
空知中央病院でもそれぞれのセクションが
また病棟ごとに。
第297話でも書いたけど
卒業は、別れは、寂しくもあるのだけど
また次への一歩
人には出会いがあって別れがあって
そしてかっこう良く言えば
「だから成長が」
降り積もる雪を観ながらそんな事言ってたら
「もしかして体重が?」
なんて00さんが横から。
せっかく私なりに感慨にふけっていたのに
ムムー! もう台無し
次の言葉が浮かんでこなくなっちゃった。
そうしたら
「何言ってるのよ、そんなの
全く似合わないんだからネ」
って、科長まで。
本当にムムムー!!
とは言いながら
自分でも似合わないとはわかってます。
でもネ
「たまには静かに物思いに」
なんて。そうすれば
「000に見えないかなあ」
ってあこがれてるんだけどな。
えっ? 無理? 無駄?
そうなの?……
今日もムムムムムー!!!でした。
第305話
《サクラがもう満開だって!?》
2013年3月20日
今朝、テレビを観てたらそんな話が。
いえ、今日ではないにしても
明後日、22日(金)には満開だって。
ちょっと驚き。
だって、去年サクラの話を書いたのは
4月も10日を過ぎてからだったし
それに新十津川町辺りは
確かに日差しは春めいてきたけど
まだ一面真っ白だし
歩道の雪の高さは私なんかより遥か背が高く
2メートル以上あるんだからね。
うーん、梅の写真を掲載したのは
第300話、3月8日だったんだよ。
でもうれしい~!!
春は確実に近づいてるって感じだし
私はまだ観てないけど
白鳥が本州から戻ってきたって。
ほんと、いよいよ春だぞ~
って、叫びたくなるもの。
病棟のみんなもそのニュースを知っててか
何か自然とウキウキドキドキ
2月にやった(第298話・3月2日)
「春ときめき」
っていうイベント第2弾を今月も院内で催すけど
これ、また絶対盛り上がるよ
だからまた様子を知らせるからね~!!
第304話
《駅ノート 楽しいよね》
2013年3月17日
これまで何度か書いたけど(第48話など)
駅ノートを読むのが楽しくて。
だって新十津川駅があって
そこに全国から色々な人が集まって
また去って行く。
だけどそこに私たちの置いた駅ノートがあって
それに旅の人たちが
ふと思い浮かんだ事を書くことによって
それを読む人がいて
「そうか、そうなんだ」
「自分も行ってみようかな」
って、みんなの心がつながっている。
それもネットさえ見られれば全国
いえ世界中どことでも。
これ、何か気ふしぎな持ちになる事が。
だって、この駅ノートに書いた人たちだけでなく
私たちだって、ネットで偶然読んだ人たちだって
駅ノートに参加というか、お互いが刺激しあい
またこれからの生活
大きく言えば人生にも影響しあっているんだよ。
駅ノートを読んで、スタッフのみんなそうだけど
こんな大雪で寒い中を
はるばる新十津川駅を目指してきたのが
また再度訪れてくれたのがわかった時など
思わず微笑んじゃうもの。
それにステキな絵を観た時なんかも
いえ、例え1行でも、ホント、全部が楽しいよね。
全国のみなさんありがとうございます
新十津川駅も私たちも感激~!!
だからネ。
あと1ケ月もすれば雪もとけて
色々な花が咲き始めるからネ~!!
第303話
《立歩人(りっぽじん)って何者?》
2013年3月16日
これ最近聞かれることがよく。
「それに立が苗字? それとも立歩まで?」って。
それは私にだってわからないわよ。
ただ何者かって言えば
病院のスタッフで毎月東京とこちらを往復している人
そして映画プロデューサーでもあって
アメリカで映画製作してたこともあるらしく
それらがワーナー映画やパラマウント映画で世界配給された
っていうような事を事務の方で聞いたけど
それ以上は?
といっても広報委員会にも顔を出すし
廊下やエレベーターでも出合わすし
みんな良く知っていることは知っていて
気軽に世間話をしています。
さて、この立歩人さんが第2弾の作品を発表
「ボクの平和荘日記 その① 月影の中に」
内容は前作品(第285話・夜明けの詩)
と同じく読んでのお楽しみだから書くのを控えるけど
今回は現代、そして東京が舞台
例によって独特の快い結末が。
今度も私たちの推薦コメントで終わりにします。
少なくとも損したとは思わないからネ~!!
21歳のボク
そのボクの住む「通り」と平和荘
周りの個性豊かな? 愛すべき人たち
ただ平和とは真逆の恐い人たちも
そして次から次へと危険が
立歩人その独特の小気味よいテンポ
息切らせぬ展開
さて、その結末は?
答えは月影の中に ( 3月29日 発売 )
前作の「夜明けの詩 あの大空へ」
売れ行き好調で第2版の増刷が決まったよ~!!
第302話
《サクラたよりは聞こえてくるけど……》
2013年3月14日
テレビニュースでは九州大分や福岡県で
はやサクラの開花宣言とか。
そんな明るい便りが聞こえてきたけど
さて、「ここ中空知は?」
うーん、やっぱりどこも一面雪景色のみ
「春なんて、サクラなんていつのことやら」
なんて、ちょっぴりしょげてたら?
いえ、ホントはそんなこともなくて
今日も元気はつらつ
だって、春の気配はもうそこここに来てるんだからね。
まずは雨でしょ
エッ? 意味わからないって?
だから雪でなくて雨
つまり気温が0度以上(最高気温7度位)にあがって
一昨日からずっと雨なんです。
だからだから、例年の年の1.5倍の積雪
って大騒ぎしてた雪がどんどんとけて
大通りは白からアスファルト色の黒に
見た目には良くないけどこれも春の前兆なの。
次にチューリップの芽でしょ?
病院のエントランスにはもういくつも。
そこは屋根の下で雪があたらない場所なんだけど
建物の北側なのに「もう」です。
きっと雪の下にもその息吹があるはずだよ~
それにフキノトウを見たと言う人もいるから
やっぱりもう「春、春~!!」
と、みんなで思い込んで騒いでます。
そんな病棟の今日このごろ
ネ、やっぱりでしょ?
第301話
《ホワイトアウト また雪嵐だよ~!!》
2013年3月11日
ここのところ天気が変
気温があがったと思ったら急に雪嵐に。
昨日なんか昼前には光も差したりしたから
新十津川駅に寄り道して買い物に言ったら
帰りが大変だったもの。
最近テレビのニュースなんかで言ってる
「ホワイトアウト」
横なぐりの強風とドカ雪
それにその風で積もっている雪まで舞い上がってくるから
前方が見づらく見づらくて。
ホント、何度も路肩の積みあがった雪に
ぶつかりそうになったんだから。
そんなことになったらもう車は動かなくなるだろうし
かといって道路の中央に寄ると
真っ白い中から突然対向車が現れたりして
「ドキッ!」だものね。
あれ、まだライトを点けてるから
何とか分かるんだけど
そうじゃなかったら絶対ガチャーンだよ。
昨日はそれだけじゃなくて
帰りにはもう20センチくらい新たに積もってて
「車、動かなくなったりしないかな?」
って家にたどり着くまで
対面車の恐さと乗り上げの不安で緊張しっぱなし。
第257話で書いた00さんの話しを
思い出しちゃった。
あの時、思わず笑ちゃったけど
ホント、笑い話じゃすまないわよね。
昨日は反省
いえ昨日も深く反省の日でした。
第300話
《とうとう来ちゃった……》
2013年3月8日
このタイトル何か誤解を受けそう
でも気持ちはそんな感じだから。
ついにというか、とうとう。
いえ、だから終わりという意味ではなくて
達成感? ウーン、それも違ってて
300話にたどり着いちゃった?
ちょうど2年経っちゃった?
父の歌で言うと
はるばる来たぜ?
すみません
何かわけ分からない言葉並べちゃって。
でも、ホント
こんな遠くまで来れるなんて
私だって先輩だって予想だにしていなかったし
最初の予定だと1年
それも「50話くらいかな?」
って思ってたんだから。
これから?
自信があるわけではないけど
今年は早くからポニーが来るって言うし
「新十津川町のイベントには積極的に参加!」
って方針だし
子供たちの活躍も見てみたいし
それを日本中に知ってもらえるよう
「私なりにアピールしなくっちゃ!」
って、その責任も感じてるし
だから今言えることは
本当にそうなるよう
夏に向かって一所懸命走ってみるしか……
って。
だから来てね~、新十津川駅~!
とってもステキなんだからネ~!!
第299話
《鬼のかく乱ってな~に?》
2013年3月6日
これ、私がカゼで休んで
4日ぶりに出勤したらみんな言うんだけど
「それ、どういう意味なの?」
って、わたし。
本当はわかってたんだけど
だってレディに対して鬼なんだものね
「もう少し私にふさわしいたとえはないの?」
って、内心ブブー。
たださっそくそれを読み取った00先輩が
「そんな顔をしてたら本当に鬼になっちゃうよ」
なんて耳打ち。
ムムムー
わたし、いつも00先輩にはバレバレみたいで
「どうしてわかるのかな?」
なんて考えてたら、それもバレバレで
「そうか、私って正直者なのかも」
って今度は喜んでたら
「まあ、単純ってことよ」
最後はそんなダメだしでした。
というような事で
病棟はいつもの騒がしさ
というかにぎやかさ、いえ
「華やかさ」「艶やかさ」
って先輩たちは自画自賛してますけど
ただ患者さんたちの頬も
自然と華やいでいるような気もするから
「勝手に思いこむのも良いのかも」
なんて……
えっ? 今ですか?
いえ、先輩、私そんなこと考えてません。
第298話
《津軽じょんがら節に どじょうすくい!!》
2013年3月2日
第296話の既報予想通り
先月28日の院内イベントは大盛り上がり
いえ、予想なんかはるか超え
ホント、すごかったんだから。
外はボタン雪で遠くが見えない位
こんな日はどこかユーウツなものなんだけど
これが津軽ジャミセンにあっていて
1時間なんてあっという間
患者さんも大興奮でした。
わたし、祖父のCDで
津軽ジャミセンを聞いた事はあったのだけど
実際に目の前では初めて
あんなに心に透き通って入ってくるというか
気持ちをゆさぶるんだって。
どじょうすくい(やすき節)も
やっぱりお笑しくてお笑しくて
後でわかったんだけど
踊っていたのはなんと女性でした。
そうだ、うちの主任さんの中にも
上手な人がいるって聞いたけど誰なんだろうネ?
そんな話をしてたら
00さんがこそっと耳打ちしてくれたけど
エッ~!!って。
ほんと、う~ん……だよ。
でも、誰だかはナイショ。
最後、圧巻はやはり子供達でした。
しょうじょう寺のタヌキばやし
会場全体がうねりのようになって
「かわい~!!」
の声しきりでした。
私たちスタッフもノリノリの楽しいひととき
病棟に残ったみんな、ゴメンネ~!!